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「片側を開けず歩かず乗る方が実は早い?本当は危険なエスカレーターのマナー」

「片側を開けず歩かず乗る方が実は早い?本当は危険なエスカレーターのマナー」


駅やデパートなんかでエスカレーターに乗る機会って多いですよね。


一般的には「関東は右側を、関西は左側を開けて歩く人を通すのがマナー」


とされているみたいなんだけど…


実はこれ、本当はダメな乗り方だったんです…!!




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★片側空けマナーは混雑緩和の為★
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エスカレーターの片側を空けるというマナー…


世界で最初に導入したのはロンドン地下鉄と言われてます。


そもそもは混雑緩和のために考案されたそうな。


日本では1970年の大阪万博で導入されたのがキッカケだとか。


そしてここ20~30年で全国に普及したという話です。



このマナー、イギリスや日本だけに限らず世界中に浸透してます。


左右どちらを空けるかの違いこそあれ、片側空けは万国共通。


ただ、最近になってこのマナーが撤廃されつつあるんですね。


片側空けの元祖、ロンドン地下鉄でも…


「歩かんと大人しく乗るんやで」


と新ルールを試験的に導入したんです。


その結果…


歩かない方が多くの乗客を運べることが分かったんですね。


日本でも歩かない派の列が長くなってるのをよく見ますよね。


あの列に並んでる人が空いてる側に乗れば倍の人数が運べる計算か…


なるほど、個人じゃなくて全体で考えれば歩かない方が早いのね。


それからエスカレーターの構造的にも歩かない方がいいんです。


もともと歩かずに乗る前提で設計された機械ですし…


片側に荷重が偏ると故障の原因にもなるんだよね。


それよりなにより怖いのが転倒事故。


JR東で年間250件、都内でも年間1000件以上起きてるんですね。


まあ、1人ころんだだけでも大勢の人を巻き込みますからねえ。


おお、怖い怖い。


そういった経緯もあってか、最近は歩くのを禁止する動きが出てきました。


なかなか浸透しないとは思うけど…


でも安全のためだから賛成です。


ところで…


止まってるエスカレーターに乗るときって、つまづきません?


それに上ってる時、妙な違和感もあるし。


それは脳の働きに理由があるんです…!!



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★“慣れ”が違和感を感じる原因★
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日本でエスカレーターが止まるのは、ほぼ故障のときだけ…


めったにお目にかかれないんですね。


海外では人の少ない時間帯は停止してたりするそうですが。


で、何で止まってるエスカレーターでつまづくのか。


そして何で上ってる時に違和感を感じるのか。


一つはエスカレーターの構造的な問題が理由。


階段と違って最初の数段は高さがバラバラじゃないですか。


だもんで、足の上げ下ろしがうまく行かないんですね。


そして、あの違和感の正体なんですが…


それは脳に原因があったんです。


脳はエスカレーターにうまく乗れるよう体の動きを制御します。


人は誰もが無意識のうちにやってることですが…


エスカレーターの移動に合わせてバランスを取ってるんですね。


その働きが止まってるエスカレーターでも起きてしまうと…


人は妙な違和感を感じることになる、と。


仮に…生まれて一度もエスカレーターに乗った事の無い人がいたら…


その人は止まったエスカレーターでも違和感を感じないんですね。


だって、ほら、脳がエスカレーターを理解してないから。


また、止まったエスカレーターに乗る機会が多くなった場合…


違和感は減少していきます。


これは脳が慣れてきた証拠なんですね。


海外では人の少ない時間帯はエスカレーターを止めることが多いけど…


そういった国の人は違和感を感じないそうです。


要は“慣れ”の問題なワケです。


ちなみに、この症状は「壊れたエスカレーター現象」と言います。


今後もし止まったエスカレーターに乗るチャンスがあったら…