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数学0点だった元SKE48の菅なな子はどうして超難関の名古屋大に合格できたのか? 産経新聞 5月1日 18時36分配信

数学0点だった元SKE48の菅なな子はどうして超難関の名古屋大に合格できたのか?
産経新聞 5月1日 18時36分配信

「学業を優先するため」「他にやりたいことが見つかった」…などなど、毎年、多くのアイドルが華やかな表舞台を去ってゆく。
元SKE48メンバー、菅なな子さん(19)も高校2年だった2013年末、大学進学のため、迷った末にアイドルを卒業した。
受験本番まで残された時間は、わずか1年余り。怒濤の勉強で国立の超難関・名古屋大学経済学部に現役合格するまでの軌跡をたどる
『アイドル受験戦記 SKE48をやめた私が数学0点から偏差値69の国立大学に入るまで』(文芸春秋)をこのほど刊行した。
名大キャンパス内のスターバックスに現れた菅さんは、アイドル時代の写真よりも少し大人びた印象。
「少しでも頑張っている受験生の応援になれば」とさわやかに取材に応じてくれた。(黒沢綾子)

■偏差値43からのスタート

 管さんは2011年、中学3年生のとき、AKB48グループの1つで名古屋・栄を拠点とするSKE48の5期生オーディションに合格。

小学1年から習ってきた得意のダンスで頭角を現し、翌2012年にはシングル「キスだって左利き」で選抜メンバー入り。
同年末の大晦日にはNHK「紅白歌合戦」のステージに立つなど、将来のリーダー候補に挙がるほどだった。

 愛称は「なんなん」。
キャッチフレーズは「なな子ろびやおき」。
レッスンとSKE48劇場での公演、全国コンサートに海外での撮影…と芸能活動が充実する一方で、
高校生活は出席日数不足と成績低迷で進級ギリギリ。
「空き時間もブログを書いたり、日常ちょっと面白いこと、変わったことがあったらメモして公演で話したり、常にアイドル活動を考えて行動する必要があった」と振り返る。

しかし、次第にアイドルとしての自分に限界を感じるように。
本書には、芸能界を引退して大学進学を志すまでの心の動きが、丁寧に綴られている。

 とはいえ、センター試験本番までちょうど1年となった高校2年の1月、力試しでセンターと同じ英語の試験を受けてみると、200満点中58点、偏差値43。
ちなみに志望する名大経済学部のセンターの英語目標は165点だ。

 地元の東進衛星予備校に通いがら、1日10時間以上に及ぶ猛勉強が始まった。
「アイドル活動と高校生活の両立とか、いろいろ大変だったので、勉強だけすればいい受験生の生活は『逆に楽かな』と思えたんです。
これから1年、誰よりも勉強に時間をかけて頑張りきるんだという自信はあった」と振り返る。

 模試の成績も徐々に上がっていった。
「アイドル時代は、どうしたら成果をあげられるのか、どうしたら自分が成長できるのか、わかりやすい指標がなくて悩んだ。
それに比べると、勉強はすればその分、成績が上がる。そのことに強く喜びを感じられたのは、アイドルの経験があったからこそ、かもしれません」

■なな子の7か条

 ただし名大は難関中の難関だ。高3の6月に受けた「名大本番レベル模試」の数学はなんと0点。

そこからどのように「合格」を勝ち取ったのか。詳細は本を読んでもらうとして、菅さんが受験本番まで己に課した約束事がある。

(1)1日6時間睡眠、昼寝は厳禁

(2)ケータイを「ガラケー」に

(3)“女の子”に時間をかけない

(4)オープンキャンパスで受験勉強のモチベーション回復

(5)高校のテスト勉強でペースを乱さない

(6)ライバルを作る

(7)家族を受験に巻き込む

 特に気になるのは(2)と(3)だろう。
いよいよ受験勉強も追い込みに入った高3の秋、菅さんはスマホからガラケーに機種変更し、背中まであった髪をばっさりショートにした。

「カタチから入るタイプなんです」と笑うが、「スマホは誘惑がいっぱい」だと語る。

「『今日も電車の中でスマホをいじってしまったな…』と後悔するのが嫌だった」。

また「LINEに友達からメッセージが入ると、リアクションしないわけにはいかない」という今どきの女子高生らしい悩みもあった。

(3)は単純に、おしゃれに時間を費やす場合じゃない、と思ったからだそう。ショートだと髪のセットも簡単。服は2種類のトレーナーを交互に着ていたという。

 菅さんは、いわゆる超進学校ではなく、大学への内部進学も多い中京大学附属中京高校(名古屋市)に通っていた。
進学校だと『周りがこれくらいの大学を目指してるから、自分もこれくらい』などと周りに引っ張られそう。

そういうストレスを感じることがあまりなかったのは、逆に良かった」と話す。

 また、受験勉強の進め方はすべて「東進の先生の言われたことを自分なりにやった。

だから、変に遠回りせずにできたのかな」。最後まで伸び悩んだ理系科目もあきらめることなく、「やればできる」と疑わなかったという。

 ところで、東進といえば「いつやるか?今でしょ!」でおなじみの林修先生の現代文講義も受けたとか。「感動しました! 本当にわかりやすくて」

■いまも猛勉強?!

 自らの受験戦記を出すにあたり、菅さんは「他の人にとって面白いものになるかわからないけれど、本にしたいと言っていただけて、すごく光栄だと思いました。

これを読んで、自分も頑張ろうと思う受験生がいてくれたら、何かに挑戦している人の力になれたらうれしい」と話す。

 実は菅さん、大学2年生になった今も毎日、猛勉強に励んでいる。「公認会計士を目指してるんです」。大学在学中の資格取得を目指しているのだ。

 「資格を取得し、自分の知識を使って仕事をすることに、かっこいいなと憧れがある。それに、目標がある方が勉強できるんです」

 「なな子ろびやおき」の精神力は、今も健在。もしかしたら数年後には『アイドル、公認会計士になる』が出版されるかもしれない。

引用元Yahoo! ニュース

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