何故、犯罪施設を誘致するのか過疎に悩む町興しとは
なぜ犯罪者収容施設を誘致するのか？
あなたはご存知でしょうか…
「刑務所を誘致する」
今そうした自治体が増えているのを。
なぜ犯罪者収容施設を誘致するのか？
それは切実な理由があったんです…！？
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★刑務所を社会復帰の場と捉える★
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過疎に苦しむ町だったんです。
人口も３千人程度…
コンビニすら無い過疎っぷり。
企業を誘致しようともしたんですが…
その夢も泡と消えました。
そこで町長が考えた起死回生の案が…
なんと刑務所の誘致だったんですね。
例えば２千人収容の刑務所を誘致すれば…
職員や関係者を含めて３千人も人口が増える。
これによって地方交付税が増えるんですね。
そして職員の家族が流入することで…
地域の若返りも可能なんです。
また、人口が増えれば経済も活発になり…
仕事が発生して就業率も上がるんです。
なんかもう、いい事ずくめじゃないですか。
でも…
やはり刑務所は刑務所。
犯罪者を収容する施設とあって…
地域の理解はなかなか得られないんです。
そこで町長は一計を案じたんですね。
受刑者を“Ａ指標”に限定したんです。
“Ａ指標”とは
「犯罪傾向が進んでいない受刑者」
という意味。
刑務所を犯罪者に罰を与える施設ではなく…
社会復帰の場として考えたワケです。
そうした努力もあってか…
旭町に刑務所を誘致できたんです。
そういえば…
いままで“刑務所”って言ってましたが…
旭町では別の呼び名があるんです。
一体その呼び名とは…！？
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★受刑者と地元住民と盛んな交流★
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旭町の刑務所には塀が無いんですね。
独房も清潔でホテルと見まがうほど。
それもそのはず、実はこの刑務所…
半官半民なんですね。
呼び名も“刑務所”ではなく…
“社会復帰促進センター”なんです。
そして受刑者も“訓練生”と呼ばれます。
訓練生の仕事も…
施設外の農作業だったりするんですね。
また、地元の人との交流も盛んです。
一緒に運動会を楽しんだり…
文通をしたり…
心の壁が無くなりつつあります。
しかし、何より注目すべきなのは…
再犯率の低さなんですね。
普通なら出所した人の再犯率は…
なんと４０％にも上るんですね。
ところが、旭町の場合は６～７％程度。
これまで訓練生の脱走も０…
名実ともに社会復帰のための施設ですねえ。
こうした成功事例を受けて…
全国で刑務所誘致の動きが盛んです。
ちょっと変わった町興しではありますが…
大きな社会貢献でもあるワケです。
過疎が解消できて社会復帰にも役立てる…
まさに一石二鳥の新ビジネスですね。
