ペットショップの“光と陰”

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★ ペットショップの“光と陰” ★

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あなたはペットショップに行ったことがありますか？

最近ではホームセンターにもコーナーがありますよねえ。

そこでは犬や猫を始め、様々な動物が売られてます。

見てるだけでもほっこりしますよね。

でも、そんなかわいい犬や猫もお店にすれば商品です。

生き物であっても商品でもあるワケで…

生鮮食品と同じで賞味期限が存在するんですね。

ショップで売られるのは主に仔犬や仔猫…

かわいい盛りです。

でもそれはいつまでも続きません。

長くても生後３か月ぐらいまでなんですね。

それ以上経つと商品としての価値が無くなっちゃうんです。

そうなった動物はどうなるかというと…

…

……

………

諸般の事情で遠い所へ旅立つことになります。

そんな現状をどうにかしたい…

岡山県のとあるペットショップはそう考えたんです。

そして昨年の春、ペットの販売を止めたんです。

そして代わりに始めたのが里親探しなんですね。

保健所や愛護センターに収容された動物を引き取って店内で保護…

無償で引き取り手を募集してるんです。

里親には１週間の試用期間が設けられてます。

もしその間に問題が無ければ晴れて正式な引取りとなります。

だもんで、適性の無い人に渡される心配も無いんです。

これ、凄く素晴らしい試みですよねえ。

ペットショップの光の当たる明るい所だけじゃなく…

陰の部分もつまびらかにしてるんですね。

でも、それで経営が成り立つのかなあ。

よけいなお世話だけど、ちょっと心配…！？

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★海外で広がりを見せている制度★

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そのショップでは里親を探す間…

ペットの費用は全て持ち出し、つまり自腹なんですね。

もちろん、世話をするスタッフも必要になります。

それって結構な負担じゃないでしょうか。

そんなんじゃお店がやっていけないのでは？

と思ったら…

実はメリットも多いんですね。

“ペットを売らないペットショップ”ということで…

それ自体が宣伝になってるんですね。

だもんで、フードやグッズの売り上げが大きいんです。

あと、里親になった人ももちろんですが…

ペットのトリミングに来店する人も多いんです。

なのでペットを売らなくてもお店が成り立つんですね。

また、動物を商品として扱わないことで…

スタッフもやりがいを感じてくれてるんです。

ペットショップの店員さんは動物の行く末を案じるあまり…

心を病む方も多いと聞いてます。

そう思うと、ペットだけでなく人間にも素晴らしい試みですよね。

海外では既に動物の展示販売を自粛している国が増えてます。

販売する際も環境に留意してペットにストレスを与えないんです。

また、里親探しの制度も根付いてるんですね。

法律で禁止されてなくても…

ショップが自ら行ってるケースが多いんです。

それだけペットを大事に考えてるんですねえ。

日本では、まだこれからという所なんですが…

この試みが全国に広がって欲しいと切に思います。