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「笑うのはOK?突っ込むのはNG?~映画館のマナーについて」

「笑うのはOK?突っ込むのはNG?~映画館のマナーについて」


この前の休日、一人で映画を見に行ってきました。



観客の中に欧米人(?)のご一行がいたようなんですよ。


上映中、画面に向かって英語であれこれ突っ込む、突っ込む。


「おい、なんだあれ?」


「そんなアホな」


「後ろだ! 気を付けろ!」


…的なことを言ってたと思うんだけど?(たぶん)。


そして主人公が大活躍すると指笛&拍手喝采。


上映中は静かにするってマナーは万国共通じゃないのかなあ?




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★映画は見る物? 参加する物?★
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ただ、その欧米人のリアクションが…


全然不快じゃ無かったんだよね。


というか、むしろ自然に思えたんですよ。


画面に突っ込んでも映画だから…


当然のように画面からの反応はないんですけど…


でも掛け合いっぽく感じて、それがまた面白かったんですよね。


それから主人公の活躍に拍手するのも素直な気持ちで、清々しいしく思えるし。


日本人って映画館で映画を見るときは…


黙ってじっと座ってるってイメージなんですよ。


これが海外の人からすると


「何が楽しいの?」


って思えるらしい。


まあ、面白いシーンで笑ったり、悲しいシーンで泣いたりする人もいますけど…


でも画面に突っ込んだり、口笛ふいたり、拍手したりっていうのは無いですよねえ。


日本では映画は “見る物” だけど…


海外では “参加する物” っていう意識なんじゃないかな。


どっちかっていうと、ライブみたいな感覚で映画を見に来てるんじゃないかな。


洋画は突っ込みどころや盛り上がるシーンがお約束で用意してあるから…


観客も乗りやすい…っていうのもある。


そういう所まで計算して映画を作ってるとしたら凄いよね。


映画館で映画を見るっていうのは、大画面で見たいからってのもあるんだけど…


「自分が見たい映画を同じ思いの人たちと共有できる」


っていうのが大きいと思うんですよ。


一体感とでも言うのかな…


その感覚が体験したくてわざわざ映画館まで足を運ぶワケです。


今まではそれだけで十分満足してたんですけど…


今回の出来事で、ちょっと考えさせられたというか何というか…


もっと、こう、映画に参加してもいいんじゃないのかと。


今度また映画を見に行って内容に満足したら…


エンドロールで拍手ぐらいしてみようかなと思います。



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★シンガロングとロッキーホラー★
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そういえば、アニメ映画では…


歌のシーンになると子供は全員、映画に合わせて歌ってますね。


こういう感じで、観客が映画に合わせて歌うのを“シンガロング”…


もしくは“シング・アロング”と言うそうです。


ミュージカル映画は海外では大抵シンガロングになっちゃうんですね。


もう最初から最後までみんなで大合唱。


一体感がハンパない。


一度体験したら、もう楽しい事この上ナッシングですよ。


去年でしたっけ、某ディズニーの某ミュージカル映画が大ヒットしましたよね。


その際、“みんなで歌おう” 的なキャンペーンがあったんですよ。


ただ、多くの劇場では歌った人が「静かにしろ」と注意される結果に…


まだまだ、日本では映画は静かに見る物って言う意識が強いようで。


でも全く逆に、完全観客参加型という映画もあるんですよ。


だから普通の人はまず見に来ないし、「うるさい」と言われることもない。


それが「ロッキー・ホラー・ショー」という映画です。


一緒に歌ったり、画面に向かっての突っ込みはモチロン…


クラッカーを鳴らしたり映画に合わせて新聞紙をかぶったり紙ふぶきを投げたり…


濃いファンはスクリーンの前に出て…


俳優と同じ演技のパフォーマンスをしたりもします。


普通のファンでもコスプレは当たり前、DVDで予習して…


突っ込みポイントをしっかりと把握するぐらいの意気込みです。


一回だけ参加した事があるんですけど、これが実に楽しい!


初めての参加でも、だいじょうぶ。


ファンクラブの人がしっかりレクチャーしてくれます。


だもんで最初から楽しめちゃうんだよね。


この映画、日本でも年に数回のペースで上映されてます。


もし機会があれば、ぜひ参加してみてくださいネ。