「5月5日は端午の節句~端午って何?どうしてこどもの日なの?」
「5月5日は端午の節句~端午って何?どうしてこどもの日なの?」
今日は5月5日…
端午の節句、こどもの日です。
鯉のぼりを上げてます。
小っちゃいやつですけどね(;´∀`)
それが端午の節句、こどもの日なんです。
でも“端午”ってどういう意味だろう…?
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★楚の国に屈原なる偉人がいて…★
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子供の頃…
家では5月5日は鯉のぼりを上げてました。
あと、鎧人形を飾ったり…
ちまきを食べたり…
しょうぶ湯に入ったり。
子供心に…
「なんでこんなことするのかな?」
と思ったものです。
それぞれ由来があるんですけど…
子供には難しいですもんね。
端午の節句は…
もともと中国から伝来した風習なんです。
古代中国、楚に屈原(くつげん)という…
それはそれは偉~い人がいました。
なんやかんやあって(以下略)
屈原の命日の5月5日に…
厄払いのお祭りをするようになった、と。
その厄払いには菖蒲が使われたんですね。
それが日本に伝わったんです。
でも伝わった当初…
端午の節句は5月5日じゃ無かったんです。
じゃあ何日だったkというと…
“端午”の端は「最初」を意味します。
“午”は馬…
つまり端午は“月初めの午の日”という意味。
そして十二支だと午は5月なんですね。
だもんで、昔~し昔の端午の節句は…
5月の最初の午の日だったんです。
土用の丑の日みたいに…
毎年違う日だったんですね。
ところが。
午は“ご”とも読むので…
ご=5となり…
5月5日が端午の節句になったんです。
ああややこしい。
で、菖蒲は尚武、勝負と通じることから…
武士の跡取りである男児を祝うようになり…
それが時代を経て、男児だけじゃなく…
女の子も祝う“こどもの日”になったんです。
じゃあ鯉のぼりはどんな意味かというと…!?
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★男女の区別なく祝える鯉のぼり★
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♪屋根より高い鯉のぼり~
というのも今は昔。
高層マンションが立ち並ぶ現在、鯉が泳ぐのは…
視界のはるか下だったりします(;´∀`)
古来、中国では鯉は…
滝を上って竜になるという言い伝えがありました。
これは「登竜門」という言葉の語源なんですね。
かたや日本では…
男子が生まれるとのぼりを立てる風習がありました。
元々は将軍家の跡取りが生まれた際のお祝いでしたが…
これが一般に広まったんですね。
それがいつしか、滝を上って竜になる鯉のように…
子供が立派に育つようにと鯉のぼりになったんです。
なるほど、そういう意味があったんですねえ。
ちなみに…
布製の鯉のぼりが普及したのは戦後のこと。
それまでは紙製…
和紙で作られてたんです。
それゆえ、雨に弱いという宿命…
天気を見ながら上げてたんだそうです。
和紙は丈夫で水にも強いんですが…
絵の具は雨に濡れると溶けちゃいますもんねえ。
昔は鯉のぼりは男の子のものとされてましたが…
近年は男女の別なく全ての子供のものです。
男の子でも女の子でも、子供の成長を祝うなら…
鯉のぼりを上げるのはステキな事です。
子供には健やかに育って欲しいですからね。