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「元の価格の5倍で取り引きされることも!?チケット転売の深い闇」

「元の価格の5倍で取り引きされることも!?チケット転売の深い闇」


10年ぶりのマドンナ来日公演が開催。


マドンナ大好きとしては、ぜひ行きたかったけど…


チケットが取れませんでした(;Д;)


いや、取ろうと思えば取れたんですけど…


定価5万円が20万円って…




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★転売の陰にネットダフ屋の存在★
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インターネットには“転売ビジネス”なる副業があります。


安く仕入れたものに利益を乗せて売る物販の一形態です。


これ自体はまっとうな行為で何ら問題ないんですね。


ただ、これがチケットとなると話は別。


チケットは転売目的での購入が違法行為になるんです。


ライブやコンサートのチケットはもちろん…


スポーツや展示会、遊園地のチケットも対象なんですね。


列車の指定席券なんかも同じ扱いです。


簡単に説明すると…


「チケット買ったけど都合で行けなくなったやで」


という場合は有料で譲ってもOK。


「チケット多めに買ったから割高で売るやで」


という場合はアウツなんですね。


違法転売とみなされるんです。


高額での転売や大量購入は、それだけで逮捕事案。


おお怖い怖い。


って、転売しなければ逮捕もされませんけどね。


でもチケットって性質上、枚数が限定じゃないですか。


転売目的で大量に買われちゃうと困るんですよねえ。


本当に欲しい人が正規の値段で買えなくなっちゃいますもの。


これ、戦後の配給券買占めが取り締まりのきっかけなんだとか。


さすがに食べ物チケットの転売は生き死にに関わりますからねえ。


ちなみに、転売する人を俗に“ダフ屋”と言いますよね。


これはチケット=札(ふだ)を逆に読んで“だふ”…なんですって。


ネットでは“転売ヤー”なんて呼ばれ方もしてます。


また、チケットを転売されて怒るのは客だけじゃないんですね。


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★転売対策を行うアーティストも★
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人気アーティストの公演はチケットが取りづらい。


だから高値でも手に入るなら、いくらでも出す…


ネットダフ屋が付け込むのは、そのファンの心理。


これにはアーティストも黙ってません。


チケットが高くて買えない…


行きたくても行けない…


なんて評判が立った日には観客が減っちゃいますからね。


いろいろと対策を行うようになったんですね。


例えば、チケットと身分証の紐付けですね。


買った本人と確認が出来なければ入場拒否というシステム。


これなら安易に転売できませんよね。


また、ネットオークションに出品された場合…


席番号やシリアルナンバーを運営側がチェックするんですね。


そして当日、そのチケットを持った人は入場拒否。


効果はありそうだけど、なかなか大変な手間ですよねえ。


しかし敵もさるもの、悪知恵を駆使して転売をしてきます。


ネットで転売する場合はチケット情報を極力出さないとかですね。


本人確認も自分の身分証を貸してまでクリアしようとします。


中には自ら身代わりの入場受付に会場まで足を運ぶダフ屋もいるとか。


それを受けてミュージシャン側も顔認証システムを導入…


どこまで行っても、いたちごっこ状態ですよねえ。


転売の撲滅にはなかなか至らない、というのが実情デス。


ただ、こうした対策も問題が無いワケじゃ無いんですね。


「都合で行けなくなったからチケットあげるやで」


ということが出来なくなっちゃう。


例え家族や親友でも購入者とは別人扱いですから。


この問題、なかなかに闇が深いですなあ。