一晩、寝かしたカレーは何故、美味しい
「加熱してもムダ??ひと晩寝かせた2日目のカレーに潜む危険な罠とは!?」
カレーって美味しいですよねえ。
特にひと晩寝かせた2日目は…
絵にも描けない美味しさです。
でもその美味しさには…
実は危険な罠が潜んでるんです!?
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★寝かせた美味しさは科学が証明★
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ひと晩寝かせたカレー…
2日目のカレーは美味しい。
これは神様にだって否定できない。
この世の真理とは、そういうもの。
でも寝かせたカレーが美味しいのは…
ちゃんとした理由があるんです。
カレーには具が入ってますよね。
肉とか野菜とか。
そういった具材はひと晩寝かせると…
美味しさ成分をじわ~っと出すんですね。
それがカレーの中で混ざり合うんです。
そしてスパイスも寝かせることで…
バランスが取れて熟成されるんです。
まあ、言ってみれば…
「時間がカレーを旨くする」
ってことですかねえ。
だから早朝に作ったカレーは…
別にひと晩寝かせなくても…
夜中になればより美味しくなるんです。
これは科学的にも証明されてます。
味覚センサーで計測したところ…
「やっぱり寝かせた方が美味しい 」
という結果が出たんですね。
カレーは正義、カレーは浪漫。
でも…
寝かせることでリスクも増えるんです。
そのリスクとは…!?
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★加熱してもしなない原因菌とは★
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2日目のカレーって夏場でも無い限り…
変な味や臭いはしませんよねえ。
でもそれが落とし穴なんです。
「2日目のカレー、おいしい〜」
と食べたはいいけど…
しばらくしたらお腹が痛くなった…
下痢もするし、もしかして…
これって食中毒!?
…なんて経験のある人、いませんか?
実はこれ…
“ウェルシュ菌”という細菌の仕業です。
立派な食中毒です。
この菌の怖いところは…
見た目や匂いじゃ繁殖が分からない点。
そしてグッツグツに煮込んでも…
ウェルシュ菌は死なないんです。
恐ろしやー。
これは菌が“芽胞”っていう…
例えるならタマゴ的な状態だからなんです。
固い殻で守られてるから…
沸騰したカレーの中でも死なないんです。
そしてこの菌は至る所にいるので…
避けては通れないんですね。
ただ…
普通の状態なら、ほぼ無害。
食べ物に付着してて、それを食べても…
症状が出る事は無いんです。
ところが…
ところがですよ。
この季節に常温でカレーを寝かせると…
ウェルシュ菌は爆発的な勢いで増えるんです。
それが食中毒の原因になるんです。
じゃあどうすればいいのかっていうと…
ぐっつぐつに再加熱する。
芽胞から孵った菌は加熱すれば死にます。
でもウェルシュ菌はひと晩もあれば…
数億倍にも増えるんですね。
念入りな再加熱が必要です。
もし今日のカレーを明日食べるなら…
じっくりとっくり再加熱してくださいネ。