「たった一人で一切武力を使わずに海賊を根こそぎ退治した日本人がスゴい！！」
「たった一人で一切武力を使わずに海賊を根こそぎ退治した日本人がスゴい！！」
“海賊”と言えば誰しも思い浮かべるのが…
大人気マンガ「ONE PIECE」か、もしくは…
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」ではないでしょうか。
でも実際の海賊は、海の強盗なんですね。
そりゃあもう悪いヤツらなんです。
その海賊をたった一人で退治した日本人がいたんです…！！
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★寿司で海賊の被害を０に根絶？★
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内乱で国が混乱する中、海賊行為が多発してたんですね。
自動小銃やロケットランチャーで貨物船やタンカーを襲ってました。
そして船員を人質にして身代金を要求してたんですね。
判明してるだけでもそういった被害が年間５０件近く発生してたんです。
でもそれがここ数年、徐々に減少…
２０１４年はついに０件、つまり被害が無くなったんです！！
いったい何が起きたの？
どうしてこうなった？
実はこれ、日本の大手寿司チェーン店の社長サンの尽力によるものなんですね。
もともとは、社長サンが寿司ネタのキハダマグロの漁場を探してたことが発端。
寿司チェーン店は、どれだけ安くお寿司を提供できるかがカギ…
なので、仕入を安くするべく、ネタも市場を通さず自力で調達しようとしたんです。
そして社長サンが目を付けたのがソマリア沖だったんですね。
ところが…
前述のように、そこでは海賊がウヨウヨと跋扈（ばっこ）してて…
とてもじゃないけど漁どころではなかった、と。
普通の人なら、ここで諦めちゃいますよねえ。
だって人命の命の危機が危険で危ないんですよ？
マンガや映画と違うんですよ？
ホンモノの海賊は人の命を何とも思ってないんですよ？
でもこの社長サン、いい意味で諦めが悪かった。
つてを頼って直接海賊と交渉に出たんです！！
いわく「海賊だって人間、話せば分かるやで」
そして社長サンと海賊とで交渉が始まったんですが…
そこでトンデモないことが判明したんですね。
それは一体……！？
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★実は海賊は貧困ビジネスだった★
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パイレーツ・オブ・ソマリアン…
ソマリアの海賊、もともとはごくフツーの漁師だったんですね。
でも安い魚しか獲れないし、だから獲っても高く売れないし…
国は内乱で国民は生きてくだけで精いっぱい…
とても漁では食べていけなくなっちゃったんですよ。
もうそのままだと、いずれは餓死する運命です。
そこで彼らは思い付いたんですね。
「そうだ、海賊やろう」
つまり、彼らの言い分によれば…
「やりたくて海賊をやってるワケじゃないんだよ」
なるほど…それじゃあ収入があれば海賊しない？
「そりゃあもちろん…でもどうすればいいの？」
だったらキハダマグロ獲ればいんじゃね？
「でもそんな大きな魚を獲れる船が無いよ…」
じゃあ船は貸してあげるよ。
「でも獲ったマグロを冷凍しとく設備が無いよ…」
ＯＫ、うちで用意するね。
「あと団体に入らないとマグロ売れないんだけど…」
こっちで交渉して入れるようにするね。
「分かった、海賊やめる」
え～！？ なにそれ？？
海賊は更生しちゃうし、社長サンはマグロが安く買えるし…
ソマリアの海賊被害は０になるしで…
まさに“三方一両得”じゃないですか(；´∀｀)
お寿司がキッカケで海賊が退治されちゃうなんて…
いやあ、ええ話や…
これ、もう映画化待ったなしですよねえ。
よーし、今日はパパお寿司たべちゃうぞー。
すしざんまい「木村社長」ソマリア海賊手懐けた？「船襲うよりマグロ獲れよ」
寿司チェーンの「すしざんまい」の木村清社長は東京・築地のマグロの初セリに登場する名物男で、今年も一番マグロを競り落としたが、なんとソマリアの海賊を手なずけたという噂がネットを飛び交っている。「モーニングショー」が取材してみたら、これが本当だった。
木村社長はこう話す。「このところ何年かは（海賊は）出ていない。実害なしと聞いている」という。2011年ころから海賊に関わってきて、これまで10回以上も現地に行った。目的は海賊に漁業をさせることだ。「あの沿岸はものすごくいい漁場なんです。近代的な獲り方を指導させていただいた」
海賊をやめろという代わりに、漁船を寄贈し、獲れた魚の流通ルートまで構築した。今では年間100トン以上のマグロを輸出するまでになっている。
「力で押し伏せることも必要ですけど、北風と太陽じゃないけれども、太陽をとった」「みんな幸せになりたい気持ちは一緒ですから」という。
年間250件あった襲撃いまやゼロ
ソマリアの海賊が現れたのは1990年代初期に内戦が始まった頃からだ。アデン湾を航行するタンカーや商船が襲われた。09年からは218件、219件、237件と多発したため、欧米各国が軍隊を派遣して撲滅作戦も行われ、日本も警備に加わった。12年以降は75件、15件、11件と減り、15年にはついにゼロになった。
東海大の山田吉彦教授は「海賊がいなくなった一番の理由は、国際的な警備の結果です。木村さんはその海賊たちにまともな仕事を与えて、もう海賊をしないでも生きていける環境をプレゼントしたわけです」と話す。
目を付けた「あそこは世界有数のマグロの漁場なんだから･･･」
司会の羽鳥慎一「（海賊が）劇的に減ってますね」
野上慎平アナ「現状は採算度外視でやったことでも、先行投資と考えれば、10年、20年先には戻ってくるかもしれないですね」
羽鳥「北風と太陽の、ホント太陽ですね」
住田裕子（弁護士）「真っ当な仕事を与えれば、人間の尊厳も取り戻せる。やりたくて海賊やってると思えません」
玉川徹（テレビ朝日ディレクター）「軍事でやっつけても、新しい海賊が出てくるだけ。原因を取り除いたら海賊はいなくなる。非常に示唆に富む話だと思います」
ソマリア沖は世界有数のマグロの漁場だが、現地ではマグロの価値を知らなかった。海賊を直談判で説得した時の言葉が、「自分で稼いだ金で家族を養う誇りを持った人生にしなくちゃいかん」だった。
羽鳥「それはわかってるけど、方法がなかったんですよ。じゃ、その方法を与えるよ、ということですよね。すごい」
あのニコニコ社長の隠れた顔。見つけ出したネット族も大したものだ。
引用元 Ｊ- ＣＡＳＴ テレビウォッチ
