「追い詰められたひよこはライオンを噛む!?大人も楽しい“どうぶつしょうぎ”」
「追い詰められたひよこはライオンを噛む!?大人も楽しい“どうぶつしょうぎ”」
どうぶつしょうぎのルールは、将棋を簡単にしたものと思えばOK。
将棋の9×9=81マスに対して、どうぶつしょうぎは3×4の12マス。
仲間(コマ)はライオン、ぞう、きりん、ひよこ、ニワトリ…
の全5種類と至ってシンプル。
ライオンは全方向に1マスずつという動きも…
取られたら負けという役目も王将と全く同じ。
ただ、ライオンは相手の陣地に入ると「トライ」となって、これも勝ちになる。
ひよこは歩と同じで、前に1歩だけしか進めないけど…
相手の陣地に入るとニワトリに成長できるんです。
ニワトリは斜め後ろ以外は全方向に進める強力な仲間。
相手の陣地で成長できるのはひよこだけなので…
ひよこと言えども結構あなどれないのだ。
で、きりんが縦横に進める飛車、ぞうが斜めに進める角行に相当するんだけど…
どうぶつしょうぎではきりんもぞうも1マスずつしか進めないのが大きな違い。
捕まえた相手のどうぶつは自分の仲間として使える…
ルールはこんなところ。
でもこれが、まあ、なかなかに難しい。
実際に遊んでみると、マスが狭いせいか…
うかつにライオンが動かせないんだよね。
ヘタに進むとすぐ相手に捕まっちゃうし…
自分の仲間がジャマで動けなくなったりもして…
適当に手なりで仲間を動かしてたらダメ。
そんなんで勝てるもんじゃ無いんですね、これ。
見た目とは裏腹に、相当の歯応えがありますよ、どうぶつしょうぎ。
どうぶつしょうぎが考案されたのは、もう7年も前の2008年。
どうぶつしょうぎは純粋な将棋生まれの将棋育ちなんだね。
まだ娘さんから存在を教えられたという状態にも関わらず、考案者の北尾さんと対戦…
これを木端微塵に粉砕したという鬼畜メガネなエピソードは一部で有名になったほど。
その羽生名人をして「奥が深い」と言わしめたどうぶつしょうぎは…
その人気も面白さも、まさに本物。
今や日本各地でイベントが開かれるようになったんですねえ。