GWなのに空席が目立つ邦画
「映画が好きだからこそ、邦画にも頑張ってほしいと思うのはどうだろう?」
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★ GWなのに空席が目立つ邦画 ★
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L・ディカプリオ主演の
「レヴェナント:甦りし者」
実話をもとにした骨太の作品です。
さすがアカデミー主要部門3冠…
いやあ、良かったです。
劇場も超満員で盛況でした。
逆にアニメ以外の邦画はGWなのに…
あんまりお客さんが入って無かったんですね。
座席表を見ると、かなり空席が目立つんです。
いったい何が理由なんだろう…!?
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★ 邦画は製作委員会で作られる ★
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先月、英国の映画プロデューサーが来日…
邦画に苦言を呈するという事があったんですね。
「邦画はレベル低いから嫌いやで」
と猛烈に邦画を批判したんです。
どうも日本独特の…
“製作委員会方式”がお気に召さないようです。
そういえば最近多いですよねえ。
映画やドラマ、アニメなんかのクレジットに
「製作:○○製作委員会」
ってよく書いてあります。
かつては1社がスポンサーを募って…
コンテンツを製作してたんです。
でも今は…
この方が失敗した際のリスクが低いというのが理由。
もちろん儲かった場合は利益を山分けします。
ただし…
配給会社が手数料を取ったあとの収益を山分けです。
実は大体において映画の製作委員会には…
配給会社そのものが入ってるんですね。
つまり、配給会社には…
委員会の利益とは別に手数料も入るワケです。
だもんで、
「映画が失敗しても配給会社は損をしない」
なんてことにもなるんです。
さらにリスクを軽減するために…
ヒットしたマンガを原作にすることも多いんです。
また、委員会は複数のスポンサーの集まりなので…
各自が自分の意見を通そうとするんです。
その結果、意見がまとまらず…
毒にも薬にもならない無難な映画が完成するワケです。
前述のプロデューサーはそれを批判したんですね。
責任の所在がハッキリしない…
それが製作委員会方式の弱点なんです。
ローリスクローリターンで…
果たして大ヒットする映画ができるでしょうか?
残念ながら難しいと思います。
でも邦画には頑張ってほしい気持ちもあります。
要は面白い映画が見たいだけですけどね(;´∀`)